電子書籍市場が急成長する中、Kindle出版は個人作家にとって大きなチャンスとなっています。しかし、「KDPアカウントの設定方法がわからない」「著者情報の登録で悩んでいる」という声をよく耳にします。本記事では、Kindle出版の第一歩となるKDP(Kindle Direct Publishing)著者アカウントの設定方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
KDP著者アカウント設定の全体像
KDPアカウントを作成する全体の流れはたったの3ステップです。
【STEP1】著者/出版者情報 【STEP2】支払いの受け取り情報 【STEP3】税に関する情報
KDPアカウントの設定は複雑に見えますが、実はシンプルな3つのステップで完了します。このガイドの図解を見ながら進めれば、15分程度でKindleデビューのファーストステップを完了することができます。中には「5分で完了しました」という声もあるほどです。
それでは、段階的に進めていきましょう。
事前に準備すべきもの
KDPアカウント設定を円滑に進めるために、以下のものを事前に準備しておきましょう:
- スマートフォン(2段階認証で使用)
- 支払いを受け取る銀行口座の情報(銀行通帳かカード)
- Amazonアカウント(持っていない場合は新規作成)
- 個人の基本情報(住所・電話番号など)
これらの情報があれば、スムーズにアカウント設定を進めることができます。
Amazon・KDPアカウントの作成手順
Amazonアカウントの準備
KDP(Kindle Direct Publishing)を利用するには、まずAmazonアカウントの開設が必要です。Amazonアカウントを持っていれば、そのログイン情報を使用してKDPアカウントにサインインできるようになります。
KDPアカウント作成手順
- KDPサイトへアクセス Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)の画面から「サインイン」をクリックします。
- 利用規約の確認 Kindle ダイレクト・パブリッシング利用規約が表示されますので、必ず一読し、「同意する」をクリックします。
- アカウント情報の更新 画面に「アカウント情報が不完全です。」と表示されますので「今すぐ更新」をクリックします。
- 2段階認証の設定 2段階認証のワンタイムパスワードを受け取るための電話番号を入力します。
下表は、アカウント作成ステップをまとめたものです:
ステップ | 内容 | 注意点 |
---|---|---|
1 | KDPサイトへアクセス | 公式サイトを確認(kdp.amazon.co.jp) |
2 | 利用規約の確認 | 必ず内容を確認してから同意 |
3 | アカウント情報更新 | 「今すぐ更新」をクリック |
4 | 2段階認証設定 | SMSを受信できる電話番号が必要 |
著者/出版社情報の入力方法
「著者/出版社情報」画面では、以下の情報を入力します。ここで入力した情報は公開されませんので安心してください。
入力項目一覧
個人の方は「個人」、会社で事業として電子書籍の出版をしている方は「会社」を選択します。
入力に必要となる個人情報は主に以下の通りです:
- 国/氏名/郵便番号/都道府県/市区町村/住所/電話番号
個人と法人の選択
個人での出版か、会社の事業としての出版かどうかで入力すべき内容が異なります。 個人の場合は生年月日を、法人の場合は法人の成立年月日を入力する必要があります。
正式名称について
「正式名称」欄には本名を入力します(この情報は公表されません)。 入力する名前は著者の正式名称である必要があり、特殊文字(&!?#など)を含めることはできません。
支払い・銀行口座情報の設定
KDP著者アカウントの次のステップは、印税(ロイヤリティ)を受け取るための銀行口座情報の設定です。
銀行口座情報の入力
印税(ロイヤリティ)を受け取るための銀行口座情報として、以下の項目を入力します:
- 銀行の所在地:銀行のある国名を選択
- 口座名義:口座名義を半角カタカナで入力(姓と名の間は半角スペース)
- 口座の種類:「普通」または「当座」にチェック
- 口座番号:口座番号を入力(再入力も必要)
注意点
ここで記載する内容は、先ほどの「著者/出版社情報」の項目と一致している必要があります。 口座名義の入力では、①著者・出版者に関する情報で入力した正式名称と一致していること、②全て半角カタカナであること、③小文字の使用は禁止、④姓名の間は半角スペースを空ける、といった注意点があります。
間違えてしまうと、振込失敗や間違って他人に振り込まれてしまう可能性があります。誤りがないよう今一度ご確認いただき、問題がなければ「追加」をクリックしましょう。
税務情報の入力
KDPアカウント設定の最後のステップは、税務情報の入力です。
税務情報インタビューについて
Amazon は、米国の税法に基づき、簡単なオンラインでの税に関するインタビューを実施して、出版者の米国法制下での税務情報を収集する必要があります。これは、Amazon が出版者に対して所得と見なされる支払いを行っているためです。
入力項目
まず「あなたについて」の欄では、①個人か法人か、②米国市民または米国居住の外国人であるか、③仲介代理人(=出版社を介した出版)であるか、を問われます。次に「税務上の身元情報」について、全て半角英数字のみで入力していきます。
フルネームと現住所はローマ字表記で入力します。例えば、フルネームは「山田太郎」だとしたら「Taro Yamada」と入力します。現住所も同様にローマ字で入力します。
マイナンバーについて
税務情報の入力で「納税者番号(TIN)」を求められますが、マイナンバーは使用しません。「私が税金支払い義務のある国では、居住者にTINを発行していません」を選択してください。
源泉徴収率について
源泉徴収率30%と表示されますが、これはアメリカで売り上げが発生した場合のことです。日本を中心に販売するKindle本であれば問題ないでしょう。
ペンネームの設定方法
本を出版する際にはペンネームをご利用いただけます。ペンネームを使用すると、本名は匿名となり、Webサイト上では公開されません。
ペンネーム使用時の注意点
ペンネームを使用する場合も、Amazonからの支払いや納税フォームの処理に必要となりますので、KDPアカウント情報に必ず本名を入力してくださいますようにお願いいたします。
KDPの「著者/出版社情報」欄には本名を入力しますが、Kindle出版をするときには、ペンネームの設定ができるので、こちらのお名前で出版されるわけではありません。
著者名表示の重要性
本が出版されるとこのフィールドは変更できないので、著者名を入力する際は誤字脱字がなく、正確になるよう注意します。これは、紙書籍および電子書籍に適用されます。著者名は、本を検索するときに最もよく使用される情報の1つなので、その著者が関係している本が他にもある場合には、著者名を統一してください。
アカウント設定後の確認事項
KDP著者アカウントの設定が完了したら、以下の点を確認しておきましょう。
アカウント情報の確認
アカウントを確認して、名前、郵送先住所、銀行口座番号、銀行支店コードが正確であることを確認されることをおすすめします。該当する場合は、これにより未払いのロイヤリティを確実に受け取ることができます。
複数アカウントの統合について
KDP本を効率的に管理するために、すべてのKDP本を1つのアカウントにまとめることをお勧めします。AmazonおよびKDPは、既存のアカウントに関連付けられているものと同じメールアドレスまたは別のメールアドレスを使用して2つ目のアカウントを作成することを禁止するポリシーを定めています。
異なるKDPアカウントでKindle本を出版している場合は、それらのアカウントを1つに統合し、今後使用しないアカウントを解約することができます。
よくある質問と解決法
Q: アカウント設定の途中でエラーが出た場合はどうすればいいですか?
A: 一度ログアウトして、再度ログインしてみてください。問題が解決しない場合は、KDPサポートに問い合わせることをお勧めします。
Q: 著者名/ペンネームの変更はできますか?
A: 本が出版されるとこのフィールドは変更できないので、著者名を入力する際は誤字脱字がなく、正確になるよう注意してください。
Q: 銀行口座情報を後から変更することはできますか?
A: はい、KDPアカウントの「支払い」セクションから銀行口座情報を変更することができます。
Q: 複数のジャンルで出版する場合、別のアカウントが必要ですか?
A: KDP本を効率的に管理するために、すべてのKDP本を1つのアカウントにまとめることをお勧めします。 異なるジャンルでも同一アカウントで出版できます。ペンネームを変えることで読者に対するブランドを区別できます。
まとめ
Kindle出版を利用するためのKDPアカウントの作成には、まずAmazonアカウントの開設が必要となります。KDPアカウントに登録する著者・出版者情報、銀行口座、税務情報の入力手順は、複雑で難しい箇所もあるため、注意して登録するようにしてください。
この記事のステップに従って、KDP著者アカウントを正確に設定すれば、あなたもすぐにKindle出版の世界への第一歩を踏み出すことができます。
お疲れさまでした!以上で、Kindle出版の第一歩である「KDPのアカウント登録」が完了しました。あとは原稿を書いて、Kindle出版に向かっていきましょう!
AI活用で未経験でも月3万円稼げる!Kindle出版副業の始め方完全ガイド
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。この記事では初心者向けにKindle出版の基本を解説しましたが、「副業として本当に稼げるのかな?」「時間がない中でも取り組めるのかな?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
実は、Kindle出版は 初心者でも、限られた時間でも、フォロワーゼロからでも始められる 副業の選択肢なのです。
【無料メルマガ登録受付中】
誰でも始められるKindle出版入門|9日間集中講座
当社では、未経験からKindle出版で成功を収めた専門家が監修する「はじめてのKindle出版講座」の無料メルマガをご用意しています。
<メルマガでわかること>
・kindle出版を選ぶメリット
・初心者でも簡単にkindle出版できる理由
・kindleで月3万円で副収入を得る方法
・フォロワー0でも本が売れる理由
・時間がない人だからオススメする訳
▼ 今すぐ無料メルマガに登録する ▼
※メルマガはいつでも解除可能です
