ECサイトを運営している方にとって、Instagramショッピング機能の活用は必須と言っても過言ではありません。Instagramのショッピング機能を使えば、投稿を見たユーザーをスムーズに商品やサービスの購入ページへ誘導できるようになります。
この記事では、Instagram ショッピング機能の基本から設定方法、効果的な活用法まで、2025年最新の情報をもとに詳しく解説します。
Instagram ショッピング機能とは
ショッピング機能の基本概要
Instagram ショッピング機能(Shop Now)とは、投稿画像から直接ECサイトで購入ができる機能です。この機能により、投稿を見たユーザーは直接ECサイト(商品サイト)に移動し購入することが可能となりました。
機能の特徴
具体的には、Instagramの各投稿からそこに写っている商品の詳細を簡単に確認、購入できる仕組みとなっています。ショッピング機能を導入すると投稿画像内の商品にURLをタグ付けできるようになり、「Instagramで商品を認知>詳細の確認>購入」までがかなりスムーズになります。
Instagram ショッピング機能のメリット・デメリット
メリット
1. 無料で利用可能
ECモールに掲載する場合、初期費用や月額費用、販売手数料など何かしらの形で費用を支払うことが一般的です。一方でInstagramショッピング機能の場合、ショップ開設も販売もすべて無料。
2. 購入までの導線を短縮
Instagramショッピングは投稿内から商品詳細ページまで直接飛べるようになったため、購買意欲の高い状態のままユーザーが商品を閲覧してくれる状況を作ることができます。
3. 広告効果も期待できる
Instagramのショッピング機能は「商品情報を多くの人に伝える」目的で利用されることが多いため、広告と呼ぶこともできるでしょう。ただし、有料広告と比べると広告のようには見えにくく、ユーザーの関心を引きつけ購入を検討してもらいやすいというメリットがあります。
4. 効果測定が可能
Instagramショップ経由のダイレクトな売上貢献は、Instagramマーケティングの効果全体の一部ではありますが、ECサイト側のアナリティクスツールと連携することで、EC遷移数や売上効果を計測できる点が大きなメリットになります。
デメリット
1. 設定に手間がかかる
導入するまでの設定に手間がかかることが挙げられます。Facebookページとの連携や商品登録などの導入前後の作業は必要になります。
2. アクション率の低下リスク
強いて言えば、ユーザーが実行可能なアクションの選択肢が増えることで、アクション率が下がるケースがあるということが挙げられます。
Instagram ショッピング機能の利用条件
基本条件
条件項目 | 詳細内容 |
---|---|
地域制限 | Instagramショッピングを利用できる国に拠点があること(日本は対象国) |
ポリシー遵守 | FacebookおよびInstagramのポリシーに準拠していること |
商品制限 | 有形商品しか販売できないため、占いやセミナー、デジタルコンテンツなどは販売できません |
アカウント種別 | ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウント |
ウェブサイト | 自社ドメインでの商品販売 |
販売禁止商品
アルコールや経口サプリメントなどは禁止コンテンツとなっています。詳細はInstagramのコマースポリシーを確認することが重要です。
Instagram ショッピング機能の設定方法
ステップ1:ビジネスアカウントへの切り替え
ショッピング機能を利用するには、Instagramのアカウントをビジネスアカウントに切り替える必要があります。
切り替え手順:
- プロフィール右上の三本線をタップ
- 「設定」をタップ
- 「アカウント」をタップ
- 「プロアカウントに切り替える」をタップ
ステップ2:Facebookページの作成と連携
ショッピング機能を利用する際は、Facebookページを作成して、Instagramと連携する必要があります。
連携手順:
- Facebookページを作成
- InstagramとFacebookページをリンク
- Facebookビジネスマネージャーを設定
ステップ3:商品カタログの作成
InstagramとリンクさせるFacebookページの設定画面を開き、「Meta Business Suite」に進みます。「すべてのツール」「コマース」の順にクリックすると、コマースマネージャが開きます。
カタログ作成手順:
- コマースマネージャにアクセス
- 「ショップを作成」を選択
- 商品情報を登録(手動またはCSVアップロード)
- 商品画像、価格、説明文を設定
ステップ4:Instagram側での審査申請
ショッピング機能を追加したいInstagramアカウントのプロフィールを表示し、右上のハンーガーメニューボタンから「設定」→「ビジネス」の項目をタップしましょう。
審査申請手順:
- 設定 > ビジネス > ショッピングに登録
- 連携するFacebookページを選択
- カタログを選択
- ショップURLを設定
- 審査を申請
審査期間はおおよそ1週間です。審査に通過すると、アカウントのプロフィール上部に「Instagramで製品をタグ付け」という文章が表示されます。
実際の投稿方法
フィード投稿での商品タグ付け
ショッピング機能を利用して販売する際は、画像ごとに最大5つの製品、またはカルーセルごとに最大20の製品をタグ付けし、フィルターやキャプションを追加できます。
ストーリーズでの活用
Instagram Storiesでも商品スタンプというタグ付けをすることで、商品を紹介することができます。タグ付けについては、ストーリーズ1件につき、1つのスタンプを追加でき、スタンプには最大5点の商品をタグ付けすることが可能です。
連携可能なECサービス
主要サービス一覧
サービス名 | 特徴 |
---|---|
BASE | インターネット上のプラットフォームでネットショップを簡単に作成できるサービス |
Shopify | Shopifyを利用すればInstagramとの連携ができ、Instagram内で購入まで完結させられるようになります |
EC-CUBE | オープンソースによる開発環境のため幅広いカスタマイズが可能なECサイト構築パッケージ |
効果的な活用のポイント
1. リール投稿の活用
とくにフォロー外のユーザーに投稿を届けやすい「リール」に力を入れるのがおすすめです。リールはInstagramのホーム画面である「フィード」と「発見タブ」、「リールタブ」の3ヶ所でレコメンドされるため、多くのユーザーの目に触れる可能性が高くなっています。
2. ライフスタイル重視の投稿
いくら商品詳細をリンクできるからといって、自社商品の写真を次々と投稿してはいけません。商品の活用シーンをおしゃれに切り取り、「これを買うことで、どんな体験ができるのか」を想像させましょう。
3. 広告としての活用
Instagramショップを開設すると、商品タグをつけた投稿を広告配信することも可能になります。単一の写真に複数の商品タグを付与することができるため、ユーザーにとって写真内のどのアイテムが購入可能なのか一目でわかります。
効果測定と改善
インサイトの活用
ショッピング機能を活用して商品タグを付けた投稿について、インサイトで確認できる項目は、通常の投稿よりも広く広告投稿と同じ項目です。定期的にデータを確認し、効果的な投稿内容や配信タイミングを見極めることが重要です。
継続的な改善
随時インサイトのデータを確認しながら、アカウントの運用方針や投稿内容をブラッシュアップすることで、より効果的なアプローチができるようになります。
まとめ
Instagramで購入したユーザーの7割以上が “購入予定がなかった商品”を購入しています。このデータからも分かるように、Instagramショッピング機能は衝動買いを促進する強力なツールです。
Instagramショッピングは、ユーザーが投稿を目にしてから「欲しい」という感情が消える前に購買に繋げることができるため、売り上げ貢献に繋がる可能性の高い機能です。
設定には多少の手間がかかりますが、無料で利用でき、効果的に活用すれば大幅な売上向上が期待できます。まずは基本的な設定から始めて、徐々に運用を最適化していくことをおすすめします。
ECサイトを運営している事業者の方は、ぜひInstagramショッピング機能を導入し、新たな販売チャネルとして活用してみてください。
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